アオキ (青木)
ミズキ科 アオキ属 雌雄異株 常緑低木 花期;(春)3〜5月
雄花
学名:Aucuba japonica
PHOTO '04.04.10
アオキといえば冬の赤い実が真っ先に目に浮びます。冬、山を歩くと林下に赤い実をつけたアオキをいくらでも見ることができます。「どんな花からこんなきれいな実がなるんだろう?」と期待したものですが、しかし、実際見てみると、雄花も雌花もかなり地味な花でした。
雌花
PHOTO '02.04.27
果実
PHOTO '04.02.21
10〜18mmほどのきれいな果実です。かじってみると、種子が大部分で、それを薄い果肉が覆っている構造です。ほんの少し甘い味がします。
左:幹の上部 右:幹の下部
アオキの名前のゆえんは、文字通り幹も青いことによるものと察せられます。しかし、ほんとうに青(緑)いのは若い枝や幹だけで、年を経た幹は普通の淡褐色の木肌です。年とともに縦に走る淡褐色の皮目が増え、緑が減っていくためです。