レンギョウ(連翹)類の見分け方
早春の公園などを黄色く彩っている連翹には3種類ほどあります。シナレンギョウ、チョウセンレンギョウ、そして何もつかない単なるレンギョウです。これらの見分け方ですが、先ず花の中を覗いてみて下さい。
雄しべと雌しべの長さを比較して
(1)雄しべが長いのは、チョウセンレンギョウ
(2)雌しべが長いのは、レンギョウ か シナレンギョウ
レンギョウ(左) シナレンギョウ(右)
次に、雄しべや雌しべの長さでは区別できないレンギョウとシナレンギョウとの見分け方ですが、これは枝を割って髄の構造をみる以外に方法はありません。
1. 髄のバーコード状のうすい隔膜が全域でほぼ均一であるときはシナレンギョウです。
シナレンギョウ
2. 髄がほとんど中空か、節の部分にだけ隔膜がある場合はレンギョウです。
レンギョウ
ちなみに、チョウセンレンギョウの髄は、一般には、シナレンギョウと同じようにバーコード状の隔膜構造をもち、且つ、節の部分が詰まっているとされています。しかし、私がみたのはどちらかというと、レンギョウに似ていました。
チョウセンレンギョウ