モチノキ (黐の木)
モチノキ科 モチノキ属 雌雄異株 常緑高木 花期;4月
雄花
学名:Ilex integra
PHOTO '04・4・4
モチノキ科の花はその果実にくらべて、言い過ぎかも知れませんが、地味なものばかりです。モチノキの花もその例にもれず、葉っぱの色とあまり変わりません。咲いているのも見逃しそうです。雄花に残る退化した雌しべ跡が黒ずんでいます。
雌花
PHOTO '04・4・11
果実
PHOTO '03・12・13
モチノキの真っ赤な果実は、他のモチノキ属のものよりひとまわり大きく、とても存在感があります。
樹幹
この木の皮をナイフで削り取り、石で搗いて繊維を洗い落とせばネバネバした "とりもち" を取り出すことができます。ちなみに、子供のころメジロが欲しくて、このとりもちでメジロ採りに挑戦したことがあります。とりもちを巻いた小枝にメジロが止まるのを待つ作戦です。今から考えると、それには "おとり" が必要だったわけですが、それを知る由もなく、成功するはずがありませんでした。