日本で見られるニガキ科の樹木はこのニガキとニワウルシ(シンジュ)だけのようです。外来種のニワウルシは繁殖力が強く、あちこちで見られますが、ニガキはあまり見ることはありません。ニガキの名は枝や葉っぱに苦味があることからきているようです。

枝は横に大きく伸びる傾向があり、葉は奇数羽状複葉で互生に付きます。キハダの葉にも似ていますが、葉が互生であることと葉縁の鋸歯がはっきりしているという二点が大きく違っています。