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アキニレ (秋楡)
ニレ科 ニレ属 落葉高木 花期;9月
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学名:Ulmus parvifolia      PHOTO '03・10・4
ニレ科の樹木の花は、私の知っている限り、地味な花ばかりです。アキニレも同様で、夏が終わり、少し秋めいてきたかなと思うとアッという間に花が開き実をつけます。ちょっとオーバーかも知れませんが、この花も一週間前までは影も形もありませんでした。花に気づいたときには花なのか実なのか迷うほどの状態です。一応、花としては両性花のようですが、雌しべの柱頭と子房だけが目立ち、雄しべは枯れた状態で、まともな状態をみたことがありません。
ところで、ニレというと舟木一夫の「高校三年生」をすぐ思い出します。♪・・・ニレの木陰に弾む声・・・、でも、ニレといったら普通はハルニレのことだそうです。北国の山地では多く見られるようですが、ここ北九州では残念ながらまだお目にかかっておりません。

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PHOTO '03・9・20
葉腋に見える小さな褐色の点が蕾です。葉っぱの大きさは3〜4cmと概して小さく、少しごわごわしています。丸みを帯びた鋸歯は印象的で、一度見たら忘れられない樹木のひとつだと思います。 この木をシンボルツリーにしているお宅がありましたが、非常にきれいでした。
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