流通名としてのスズランノキです。英名ではsorrel treeということですので、直訳すれば栗毛の木ということになるのでしょうか。
この木の特徴は秋になると紅葉し、それがたいへん綺麗なことです。六月ごろ、枝の先端に白い小さな壷状の花を一列にぶら下げて咲きます。秋、紅葉の時期になってもその枯れた薙刀状の花穂は残ったままになっています。ちなみにスズランノキといえば、同じツツジ科のゼノビア(Zenobia pulverulenta)もそう呼ばれているようで、こちらの方が先のようです。

秋、鮮やかに紅葉したスズランノキ(オキシデンドラム)です。庭木としてこれから人気が出てきそうな感じがします。