別名というよりも正式な標準和名はヤハズエンドウ(矢筈豌豆)というようです。とはいえ、
ヤハズソウなどというのもあり、まぎらわしいのでカラスノエンドウが1番のネーミングでしょう。子供の頃、この実の熟す前の青い鞘で笛を作って遊んだ人は多いのではないでしょうか。ほどよく膨れたものでないとよく鳴りません。ぺったんこ過ぎたものはもちんだめですが、熟れ過ぎたものも種を取り出すと鞘が歪むので、うまく鳴らせません。
カラスノエンドウの花は花柄が短かく、葉腋につくように咲くのが特徴です。海岸近くに行くと、よく似た
ハマエンドウも生えていますが、この種は花柄が長いのでここを見れば区別は容易です。