カラスノゴマといっても "何それ?" といった感じで、やっとのことでイメージできるのは多分、食べられない黒ゴマや白ゴマだと思います。その通りで、草姿や花は全く似ていないものの、果実(刮ハ)や種子がゴマに似ているということで、それが名前の由来とされています。ちなみに、人が食べられそうで食べられない物には "カラス" の名を冠するものが多いように思います。例えば、カラスウリやカラスムギ、カラスサンショウのように。なお、人に役立たないという意味では"イヌ"を冠することも多いです。
雌しべを囲むように立っている長い雄しべは花粉をもっておらず、仮雄しべといいます。花糸は
ノボタンの花糸にも似ているような気がします。