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ヤマラッキョウ (山辣韭)
ユリ科 ネギ属 花期;9〜11月
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学名:Allium thunbergii       PHOTO '09.10.11
ネギ属の花の特徴は球形から半球形の散形花序を形成することです。いわゆるネギ坊主です。この花序がなぜ散形なのかと思って調べてみたら、もともと"散"の字は糸偏に散と書く唐傘を意味する字"繖"だったのだそうです。確かに、散形花序の基本形は唐傘の骨組み形状です。また、ネギ属の花は白い花が多く地味な花が多いのですが、中にはこのヤマラッキョウやラッキョウ、アサツキなどきれいな赤紫色の花をつけるものもあります。
人類はネギ類を野菜として古くから利用しており、現在でも重要な食材のひとつです。しかし、独特の臭いや味があるため、食べたら美味しいということは分かっているのですが、私のようにあまり好きではない人も多いのではないでしょうか。私の場合でいえば、調理で臭いがなくなるものは基本的にはOKです。但し、ニンニクはニンニク臭に敏感なので、ほぼダメです。ラッキョウは、甘酢漬けにしたものは、カレーライスを食べるときだけですが、食べられます。玉ねぎは、生をスライスしてサラダなどに入れたものは完全にアウトです。たとえ小さな一片の混入でも、麻薬犬なみに嗅ぎ分けます。葉ネギ類はよく煮たものものだったらOKです。うどんなどに薬味としてのってきたものは、噛まずに飲み込みます。噛んだら鼻腔にネギ臭が充満するからです。
※APG分類体系及び新エングラー体系ではヒガンバナ科となります。
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