<ハマボウ花便り 2006>

フユイチゴ(冬苺) (photo '06.12.31)


<'06.12.31>
今年の大晦日は大変いい天気になりました。皆さんいかがお過ごしでしょうか。

このハマボウ花便り2006も今日が最後の更新となりました。最後を飾るのはフユイチゴとなりましたが、冬、山歩きすると道端でよく見かけます。栄養補給として、少し崖になっているところのを、しばしばつまんで食べたりします。ビタミンcが豊富な味がします。

このページも来年は少し模様替えをしたいと思っております。
それでは皆さん、いいお年をお迎え下さい。

"まだ" シコンノボタン(紫紺野牡丹) (photo '06.12.23)


"もう"レンギョウ(連翹)(photo '06.12.23)
レンギョウ

<'06.12.23>
この時期になると"もう"とか"まだ"とかつけたくなる花に出会います。このシコンノボタンは"まだ"のほうですね。南米ブラジル原産の花だそうで、暖かいところの花にしては比較的耐寒性はあるようです。別名スパイダー・フラワー、雄しべのかたちが蜘蛛の足に似ていることからつけられた名前のようです。確かに、蜘蛛に限らず昆虫の足に良く似ています。
"もう"のほうは下のレンギョウですね。多分、朝鮮連翹ではないかと思っています。一般には3月に入ってから咲く花です。どちらかというと狂い咲きになるかもしれません。
そのほかには、ロウバイ(蝋梅)が咲いている庭もありました。こちらのほうは、正真正銘の"もう"ですね。すばらしい香りを放っていました。蝋梅の花期は年が明けた一月の中頃からとなります。
レンギョウ(拡大)

ヒメノウゼンカズラ (photo '06.12.17)

<'06.12.17>
今日は一日じゅう雨模様、少し高い山では雪になったようで、白く見えます。
写真は近くの公園に咲いていたものです。雨の合間の少し晴れたときに撮りました。よく見る花ですが、今までなんとなくスイカズラ科だろうと思っていました。でも、調べてみるとノウゼンカズラ科ではありませんか。名前を確認するのにかなり手間取りました。学名は tecomaria capensis

ジュウガツザクラ(十月桜)? (photo '06.12.10)

<'06.12.10>
十月頃、「あれ?、桜の狂い咲きかな?」と、桜がポツポツと咲いているのを見ることがあります。これは殆どの場合、冬桜や十月桜という種類の桜です。冬桜は一重で、十月桜は八重咲きですから花を見るとどちらの桜か分かります。ただ、調べてみて分かったことですが、秋から冬、春と咲く桜にはこのほかに子福桜(コブクザクラ)というのもあるようです。十月桜と同じで八重咲きということですから、困りました。というわけで、写真の十月桜には?です。
二枚目は道路脇の植え込みの一角に咲いていたバラ一輪です。あまりにもくっきりと見えていたので、かなり近づくまでは、誰かのいたずらによる造花だろうと思っていました。それにしても排気ガスの降りかかる道路脇に、汚れ虫食いひとつない鮮やかなバラとは、たとえ一輪とはいえ、恐れ入りました。
薔薇

ヤツデ(八手) (photo '06.12.2)

<'06.12.3>
「ヤツデのような手」といえば荒々しい大男の手をイメージしますが、深い切れ込みのある大きな葉をもつヤツデは晩秋に花を咲かせます。一つ一つの花は色白で、意外ときれいです。花柄が放射状に伸び、集合した花の形(散形花序)はウコギ科の花の特徴となっています。

クコの実 (photo '06.11.25)

<'06.11.25>
近くの公園の崖で見つけたクコ(実)です。帰り際、崖の途中に白い菊が目にとまったので、野菊かなと思って登っていくと、鮮やかな赤い実が目に飛び込んできました。葉っぱが虫に食われて無残な状態になった枝に三個ほどぶら下がっていました。なお、菊のほうは栽培種のようでした。

アメジスト・セージ (photo '06.11.18)


<'06.11.19>
きのう、近くの市民農園で撮った花二点です。冬桜&紅葉を見に行く予定にしていましたが、朝からどんよりとした空模様で午後からは雨という予報でしたのでそれはあきらめ、近くの川沿いの散歩道でのお散歩カメラとなりました。
菊を支えるために沢山の竹が挿してあります。市民農園らしい光景です。

シロダモ (photo '06.11.12)
<'06.11.12>
今、シロダモの花が満開です。シロダモは雌雄異株ですが、これは雄花です。雌株では花と赤く熟した実とを同時につけています。ただ、当然といえば当然のことですが、雌株の花は雄株のようにビッシリとはつきません。
雌花

シマカンギク(アブラギク) (photo '06.11.4)
<'06.11.4>
黄色い野菊です。山地の日当たりの良い少し乾いたところによく見られます。
野菊というと昔、ふるさとの海岸べりの細道でみた白いノジギクを思い出します。白い野菊の咲く崖沿いの細道は、なんとも言えない自然の美しさを感じました。

リンドウ(竜胆) (photo '06.10.28)
<'06.10.26>
会社の仲間たちと大分県の久住山(1787m)に登って来ました。紅葉はちょうど見ごろを迎えており、大勢の人たちで賑わっていました。花はもうほとんどなく、わずかにリンドウだけが咲いていました。

(タイワン)ホトトギス (photo '06.10.21)
<'06.10.21>
三週間前からポツポツ咲き始め、今はもう盛りを過ぎたホトトギスです。数年前、我家の横の林の縁に咲いているのを発見して以来、少しずつ増えております。ただ、これはどうもタイワンホトトギスのようです。近くで栽培していたものが逸出したものと思われます。

シュウメイギク(秋明菊) (photo '06.10.14)
<'06.10.14>
貴船菊とも呼ばれている秋明菊ですが、菊とはいってもキク科ではなくキンポウゲ科の花です。キンポウゲ科の花にはトリカブトのように毒のある花が多いように思いますが、その反面、ハッとするようなきれいな花も多いように思います。この秋明菊はどうなんでしょうか。

ツリフネソウ(釣船草) (photo '06.10.8)
<'06.10.9>
石や砂で満杯になった砂防ダムの川原に群生していました。すでに花の盛りは過ぎていたので、かなりしぼんだものも多かったのですが、それでも、蛾のような大きな蜂が首を突っ込んでは花から花へと飛び回っていました。

ミゾソバ

チャノキ(茶) (photo '06.10.7)
<'06.10.7>
近くの畑に一本だけ茶の木が植わっているのを思い出し、もうそろそろ花も咲く頃と思い、見に行ってきました。案の定、今年もまたしっかり咲いていました。
途中、公園に立ち寄るとキンモクセイ(下)の香りがします。今年は昨年にくらべて花の付き方が悪いような気がしましたが、しかしそれでも、いい香りを放っておりました。

ゴンズイ (photo '06.9.30)
<'06.10.1>
赤と黒のコントラストがきれいなゴンズイの果実です。5月ごろに咲く花はかなり地味で絵になりませんが、果実は秋の山を彩ります。久し振りの山歩きでしたが、アキノゲシやアキノキリンソウ、ヨメナ、ヤマジノギク、キバナアキギリなどの野草が咲いていました。

アキノキリンソウ

ヒガンバナ(彼岸花) (photo '06.9.24)
<'06.9.24>
この時期の定番、ヒガンバナです。この花の咲く場所としては、中には広大な場所に真っ赤な絨毯を敷きつめたように咲かせている所もあるようですが、大体は田んぼの畦というのがこれまた定番ではないでしょうか。でもこの花のように、何にもないところに二、三本ポツンと咲いて、あたりを明るくしているのもなかなかいいものです。

クコ(枸杞) (photo '06.9.14)
<'06.9.16>
私が勤務している会社の近くに某宗教団体の大きな会館があります。敷地の周辺にはさまざまな樹木が植栽されており、更にフェンスがめぐらされています。その一角にアラカシの生垣があるのですが、その中にこのクコが一本植わっているのです。
アラカシの中ですから、その伸び先は明るい道路側しかありません。白いフェンスの網目を抜けて、道路側に垂れ下がります。しかし、大きく成長し花をつけるようになると、毎年決まったように、フェンスを飛び出した部分からバッサリと切り取られます。そういう訳で、今年も昨日の朝方まではあったのに、帰りにはもうありませんでした。あの赤いきれいな実を見たのは、最初の一年目だけです。

シュクシャ(ハナシュクシャ) (photo '06.9.9)
<'06.9.3>
何ともいえないすばらしい香りのハナシュクシャ(花縮砂)です。英名ではジンジャーリリー(ginger lily)、葉っぱを見ても分かるようにシュクシャはショウガ科の花なのです。
また、道端では今、センニンソウ(仙人草)が満開です。独特の香りを放って咲いています。

スイレン(睡蓮) (photo '06.9.2)
<'06.9.3>
白と赤の二種類の睡蓮を植えた小さな池があります。昨年の赤の睡蓮は7月中旬には咲いていましたが、今年は8月末となりました。ちなみに今年の白は7月9には咲いていました。

ジュランタ (photo '06.8.26)
<'06.8.27>
タイワンレンギョウとかハリマツリとも呼ばれているジュランタですが、そもそもジュランタ(duranta)は属名です。写真は昨日撮った"タカラヅカ"という品種です。この品種が人気のようですね。あちこちで見ます。下のような薄い赤紫色のものもあります。

フヨウ (photo '06.8.20)
<'06.8.20>
きのうは台風10号の影響で一日中雨模様でしたが、今日は朝から晴れて暑い日となりました。
今年もまたフヨウの花が満開の時期となりました。ムクゲと同じ仲間ですから花は良く似ていますが、葉っぱが大きいので間違うことはありません。

オトギリソウ (photo '06.8.13)
<'06.8.14>
昨日は近くに連なる福智山山系の福知山(901m)に登ってきました。真夏の山歩きは結構、きついですね。お盆とあって人は少なかったのですが、ふもとの川では子供たちのにぎやかな声が響きわたっていました。あとで思ったのですが、靴を脱いでせめて足でも冷やしてくればよかったと。バスの時間が分からなかったので先を急ぐあまりそこまで頭がまわりませんでした。
写真はこの野草から作る秘薬を弟が漏らしたということで兄が弟を切り殺したという話のあるオトギリソウ(弟切草)です。

クサギ (photo '06.8.12)
<'06.8.12>
クサギの花が咲き出しました。葉っぱの臭さに似合わず、漂ってくる花の匂いはいい香りがします。ただし、風のない日の濃すぎる匂いは、ちょっと香り過ぎではないの! と言いたくもなるほどのきつい匂いとなります。香水と同じです。過ぎたるは及ばざるが如し。

キキョウ (photo '06.8.5) <'06.8.5>
今日は約一年ぶりに平尾台(北九州市、カルスト台地)に行ってきました。目的はノヒメユリやキキョウを見るためです。ノヒメユリは今が盛りです。キキョウも沢山咲いていました。今の日本で、キキョウの群落が見られるのは数少ないのだそうです。そのほか、コオニユリやカワラナデシコも結構咲いていました。
カワラナデシコ (photo '06.8.5) 色の濃いもの薄いもの、色々ですが、これは濃いほうです。陽光を浴びてまぶしく輝いています。
ノヒメユリ (photo '06.8.5) 小さいユリですが、ほんとにきれいな色をしています。
コオニユリ (photo '06.8.5) オニユリとコオニユリは非常に良く似ています。でも、見分け方は意外と簡単です。オニユリには葉腋にムカゴがついていますが、コオニユリにはありませんので。

サルスベリ (photo '06.7.31)
<'06.7.31>
我が家のサルスベリ(鉢植え)はこのところ毎年うどん粉病が発生して、年々花付きが悪くなっていますが、ご覧のサルスベリは今朝散歩で行った近くの瀬板の森公園で撮ったものです。
フリル状花弁の下は細く花柄のようになっていて、この一片で一つの花のように見えます。萼で包まれた褐色の丸い蕾が少し開くと中から6〜7片の花弁が出てきて、更に萼が開くと二種類の形状の多数の雄しべ(黄色)と一本の雌しべが現われます。

オニユリ (photo '06.7.22)
<'06.7.22>
我が家の近くの道端に一本だけ生えていたオニユリです。根元の方には何かのつる草が巻き付いていましたが、さすがはタイガーリリー(tiger lily)、それをものともせずに立っていました。

ブラックベリー (photo '06.7.16)
<'06.7.16>
散歩の途中、生垣に這わせたベリーをみつけました。ブラックベリーのようです。
野山で見るイチゴと違って、ドーンとぶら下がっている大きなブツブツのイチゴ、その存在感に圧倒されました。味はいかがなものでしょうか。生食よりもジャムに向きそうな感じです。

アガパンサス (photo '06.7.9)
<'06.7.9>
昨日は一日中、降ったり止んだりの雨でしたが、今日は朝から晴れ上がり、異常な蒸し暑さでした。体がなまってはいけないので、近所の公園をはじめ、家の近くを二時間近く歩きまわったのですが(いわゆるウーキング)、汗を拭けば拭くほど出てくる始末で、これから先がおもいやられます。
このアガパンサス、近くの農家の入り口に続く道に沿って約7mほど植えてあったものです。この花、今あちこちで見かけますが、道端にこれだけ咲いているとたいへん目立ちます。

トウネズミモチ (photo '06.7.1)
<'06.7.1>
このトウネズミモチという木は大変元気のいい木です。剪定にも強いので生垣にもよく使われていますが、なによりもこの時期、元気いっぱいというような花の咲き方をします。花の匂いをかいでみましたが、微かながら、けっこういい香りがしました。

花の拡大

チシャノキ (photo '06.6.24)
<'06.6.24>
チシャノキの花です。チシャノキは葉が柿木に似ているところから、別名、カキノキダマシとも呼ばれているようです。でも、樹皮の白っぽいところや皮目などもあわせて見ないと、勿論、見過ぎたらいけませんが、"全然、似てないジャーン"ということになります。

花ザクロ (photo '06.6.17)
<'06.6.18>
近所を散歩すると、実にさまざまな花木に出会いますが、これは近くの公園に植栽の八重咲き花ザクロです。花ザクロがこの公園に植栽されていたのは新発見でした。鑑賞用ですから、実ザクロよりも花つきが良く、次々に咲くようです。下には落花がたくさん見られました。

ヤマツツジ (photo '06.6.10)
<'06.6.11>福智山(901m 福岡県)
昨日、元旦に登ってからほぼ半年ぶりに福智山に登ってきました。月一回は登っておかないと息があがります。頂上付近は今がちょうどヤマツツジやタンナサワフタギの時期となっていました。少し下の林内では所々でコガクウツギが満開、私には少しきつい匂いを発散しておりました。野草ではツクシタツナミソウがみられました。
ツクシ・タツナミソウ

フェイジョア (photo '06.6.3)
<'06.6.3>
フトモモ科のフェイジョアです。花糸の赤と、くるっと丸まった花弁の白とが対照的で、結構、きれいな花だと思います。フトモモ科の花にはこのほかにブラシノキや本家本元のフトモモがありますが、フトモモの果実は小さいとき一度だけ食べたことがあります。ホートウといっていましたが、かすかに甘く、カリッとした食感だったような気がします。フェイジョアの実も食べられるようです。

メキシコマンネングサ (photo '06.5.20)
<'06.5.21>
コンクリートを吹き付けた崖の少し窪んだところに、ビッシリと咲いているメキシコマンネングサです。少しの土壌があれば、そこに繁茂できるすぐれ者です。葉に貯えた水分で、根を十分に張らなくても生きられるからです。

ユリノキ (photo '06.5.14)
<'06.5.14>
葉っぱが半纏の形をしていることからハンテンボクとか、また、花がチューリップの形をしていることからチューリップツリーと言われているものです。これは公園に植栽の比較的若い木で、写真も容易に撮れたのですが、実はこの木、はかなりの高木に成長します。北米東部原産の樹木だそうで、その昔、アメリカインディアンはこの木でカヌーを作ったとか、うなずける話です。

カノコソウ (photo '06.5.5)
<'06.5.7>
この野草の根を乾燥させたものが生薬、吉草根(きっそうこん)です。神経の興奮を抑える薬効があり、ヒステリーや神経過敏症に用いるのだそうですが、特有のくせのある芳香があって、この芳香がよい香りと感じる場合には、ヒステリー気味の場合だそうです。ちなみにこの芳香とは、フツーの人には、あののけぞり返りそうな"足の匂い"のようです。

チューリップ (photo '06.4.30)
<'06.4.30>
我が家の近くを金山川という川が流れています。金山があるような地域には見えないし、なんで金山川なのかと思っていたら、やっぱりこの川の上流には昔、金山があったようです。ほんの十五六年前までは水田地帯を流れる小さな川だったのですが、今は水田は殆どなくなり、川は改修されて都市河川状態になっております。両岸には立派な遊歩道がつくられ、桜が植えられています。桜と桜の間に作られた花壇には老人会の方々がチューリップを植えており、毎年チューリップ祭りが開かれます。例年ならば殆ど散っているチューリップも今年はまだまだ楽しめる状態にあります。

カロライナ・ジャスミン (photo '06.4.23)
<'06.4.23>
我が家の近くの自動車販売店の道路脇に咲いていたものです。黄色も鮮やかなカロライナジャスミンですが、鼻を近づけるとほんとに上品な香りがしました。

オドリコソウ (photo '06.4.16)
<'06.4.16>
昨日までと違って今日は本当にいい天気でした。あまりに良すぎて撮影には少々不向きな天気でしたが、近くにオドリコソウの群生している土手があって、見に行ってきました。それにしてもシソ科の植物は強いですね。ものすごい繁殖力です。他の雑草をものともせずに、あたり一面に咲いていました。

八重山吹 (photo '06.4.13)
ヤエヤマブキ
<'06.4.13>
公園に植栽のヤエヤマブキです。ヤマブキの園芸品種で、雄しべ雌しべがないので実がなりません。私はこの花をみると小さいとき母から聞いた太田道潅の話を思い出します。道潅が雨に遭い、農家で蓑(ミノ)を借りようと立ち寄ったがその家の娘に一輪の山吹の花をそっと差し出された。蓑を借りようとしたのに花を出されて怒ったが、後で「七重八重  花は咲けども  山吹の実の(蓑)一つだに  なきぞ悲しき」という歌に掛けていたのだと分かり、自分の教養のなさを恥じて一生懸命勉強した。そのために、とうとう江戸城を建てるまでの大人物になったという話です。最後の部分は母のこじつけではありましょうが、ともあれ、だからあんたも一生懸命勉強しなさいということであります。

ライラック (リラ) (photo '06.4.9)
ライラック
<'06.4.9>
お隣さんの庭に今年もまたライラックの花が咲き始めました。モクセイ科の花木ですので、花をよーく見ると色は違っていてもキンモクセイの花形に実に良く似ています。まだふた枝ほどしか開いていませんが、沢山の蕾がスタンバイの状態です。葉の展開とともに、次々に開花していくことでしょう。

(花桃) (photo '06.4.1)
ハナモモ
<'06.4.1>
今、我が家の庭は桃が満開ですが写真のような花桃ではなく、十数年前、食べた桃の種を子供が庭に蒔き育てたものです。花もよく咲き、実も結構大きくなるのですが、熟れる時期が梅雨どきになるため、全部腐ってしまいます。
写真の花桃は道端に植わっているもので、赤花と赤筋が入った白花とを咲き分けるものです。手入れが全くされていないので(藪の中にある)、爛漫といった咲き方ではありませんが、でも結構目立っております。

ニワトコ (photo '06.3.25)
ニワトコ
<'06.3.26>
昨日は久しぶりに福智山にゲンカイツツジをねらって行ってきました。残念ながら見つけることはできませんでしたが、天気がすばらしく良かったので山歩きを堪能してきました。まだ芽吹きがやっと一部の木で始まったという感じですが、林道沿いにはヤブツバキやキブシ、ニワトコ、ヤマヤナギといった木々の花がみられました。

フサアカシア (ミモザ) (photo '06.3.21)
ミモザ
<'06.3.21>
また黄色い花になりました。改修が終わった河岸に植栽されているのですが、昨年あたりから咲き始めた若い木です。まだミモザ本来の葉を枝を覆い尽くすほどの咲き方ではありませんが、来年、また再来年と年々立派になっていくと思います。

ボケ (photo '06.3.19)
ボケ
<'06.3.19>
このところ黄色い花が続いたので、彩りをつけるために今週はボケ(木瓜)にしました。いろいろな園芸品種がありますが、これは何という品種なのでしょうか。日本原産のクサボケによく似ています。

サンシュユ (photo '06.3.11)
サンシュユ
<'06.3.11>
今週も黄色い花ですが、更に黄色いサンシュユ(山茱萸)です。先週のトサミズキはミズキとついていてもマンサク科でしたが、サンシュユも山ぐみ(茱萸)と書いてもグミ科ではなくミズキ科です。ですから、ひとつひとつの花の形はミズキの花にそっくりです。ではどうしてグミかというと、果実がグミによく似ているからです。

トサミズキ (photo '06.3.4)
トサミズキ
<'06.3.4>
まだ早いかなと思ったのですが、近くの公園にトサミズキの様子を見にいったところ、一株だけ、ほぼ満開になっていました。サンシュユも咲きかけていました。来週あたりが見ごろかと思います。いよいよ、春の目覚めがはじまりました。

ネコヤナギ (photo '06.2.25)
ネコヤナギ
<'06.2.28>
ネコヤナギ?を見つけたのですが、その日はもう遅かったので撮るのは明日にしようと思って帰ったら、夜半から雨となってしまいました。翌日午後から晴れ上がったので行ってみると、ご覧のように大きな水玉をかぶっていました。

タイワンツバキ(台湾椿, gordonia axillaris ) (PHOTO '06.2.25)
タイワンツバキ
<'06.2.25>
遠目には小さなタイサンボクに花がついているような感じだったのですが、タイワンツバキでした。椿園で観たことはあるのですが、街角でみたのは初めてです。属名のゴルドニアと呼ばれていることが多いようです。

紅梅&蝋梅 (photo '06.2.11)
紅梅&蝋梅
<'06.2.18>
<'06.1.28>の素心蝋梅のつづきです。隣の紅梅が咲きました。今年の蝋梅の咲きぐあいは見事なのですが、紅梅の方は今一という感じです。

オウバイ(黄梅) (photo '06.2.11)
黄梅
<'06.2.12>
学名がjasminum nudiflorumです。ジャスミンの仲間で裸の花という意味ですね。葉っぱが開かないうちに花が咲くので、このような形容詞がついたのでしょう。こんな花はほかにもいっぱいあるのに裸の花となったのは、ウンナンオウバイ(雲南黄梅)が常緑で、これに比較されたのでしょうね、きっと。

スイセン(水仙) (photo '06.2.4)
水仙
<'06.2.5>
ぷーんといい香りが鼻腔をくすぐります。例年よりちょっと遅れて、今が盛りのニホンスイセンですが、ニホンといってもスイセンの原産地は地中海沿岸だそうです。中国を経由して入ってきたようですが、学名にもnarcissus tazetta var. chinensisと、中国(chinensis)がはいっております。また、narcissusは泉に映った自分の姿を泉に住むニンフと勘違いして恋して死んでしまうナルキッソスという若者にちなんでいることはあまりにも有名です。なお、tazettaは小皿という意味で、副花冠の形を示しています。

ソシンロウバイ(素心蝋梅) (photo '06.1.28)
素心蝋梅
<'06.1.28>
真冬のこの時期に花をつけるロウバイは貴重な存在です。正しくは花の奥の方の花被片が暗紫色のものがロウバイ(chimonanthus praecox)、花冠が全部黄色の品種をソシンロウバイ(素心蝋梅 chimonanthus praecox f. concolor)ということですので、この写真のものはソシンロウバイということになります。実はこのロウバイの横には紅梅が植わっております。紅梅が咲く頃にはロウバイの方はかなりくたびれてしまいますが、それでも一時、赤と黄色のみごとなコントラストを見せてくれます。

サザンカ (photo '06.1.21)
サザンカ
<'06.1.21>
我が家の庭のサザンカです。昨年末からの寒さのせいか、例年より咲くのが遅れています。本来のサザンカは白花で11月ごろに咲きます。通常よく見るこのような赤いサザンカは園芸品種で、ツバキとの掛け合わせのようです。カンツバキ(寒椿)というのもよく聞きますが、寒椿もツバキとサザンカの掛け合わせのようですから、もしかしたら、ツバキと掛け合わせたサザンカの園芸品種をすべて寒椿というのかも知れません。ところで、ツバキもサザンカも色々な園芸品種が数多くありますが、ツバキとサザンカの見分け方、分かりますか? よく言われているのが、ツバキは花が首から落ち、サザンカは花びらからバラバラに落ちるというものです。その昔、侍は、縁起が悪いということで、ツバキは生けなかったそうです。

黄 葉 (photo '06.1.7)
アオモジ黄葉
<'06.1.7>
近くの公園を散歩していると黄色く色づいたアオモジが目に留まりました。アオモジはクスノキ科の暖地性の落葉樹です。地球温暖化の影響で自生域を北の方に伸ばしているといわれています。桜やモミジといった木はもうすっかり落葉しているのに、寒さに弱いはずのこの木はまだご覧の通りです。暖地性樹木ゆえに、きっと、桜やモミジのように早々と寒さ対策をするような構造にはなっていないのでしょう。

2006年 明けましておめでとうございます。(photo '06.1.1)
2006初日の出
<'06.1.4>
福智山(900.8m)山頂からの初日の出です。天気予報から今年もまただめかなとあきらめていたのですが、今年の初日の出は本当にすばらしかった  このところ毎年、雨が降ろうが、雪が降ろうが、福智山元旦登山をしているのですが、今年は山の神様に最高のプレゼントをいただきました。

ハマボウ花便り2005