林下のやや薄暗い、細道の脇などでよく見かけます。背丈は20〜30cmぐらいのものが多く、二股によく分枝して横に広がります。草食動物からの食害を避けるためでしょうが、刺したら痛そうな、背丈に似合わない細長い棘がたくさん付いています。名前の由来としては「蟻しか通れないぐらい沢山の棘があるから」とか「蟻でも刺し通せるぐらいの細長い棘をもつから」とかいう説があります。
花が咲いても果実がまだ付いています。果実はまばらに付き、豪華さがないことから別名一両とも言います。ちなみに十両は
ヤブコウジ、千両はもちろん
センリョウ、万両も
マンリョウです。 百両はないのかと調べたところ、カラタチバナがそのようです。下は本年の3月に撮った果実のクローズアップ画像です。