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ウスギモクセイ(薄黄木犀)
モクセイ科 モクセイ属 常緑小高木 花期;10月
usugi_mokusei1.jpg(353030 byte)
学名:Osmanthus fragrans var. aurantiacus  PHOTO '19.9.19
キンモクセイより色味がやや薄いということで"薄黄"となったのでしょうか、香りもやや薄いように思います。
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usugi_mokusei3.jpg(172142 byte)
ややマニアックな興味からですが、学名 をYListで調べたところ、品種(f.)レベルまでの学名として
キンモクセイ
Osmanthus fragrans var. aurantiacus f. aurantiacus
ウスギモクセイ
Osmanthus fragrans var. aurantiacus f. thunbergii
となっていました。
従って、ウスギモクセイはキンモクセイとは変種(var.)レベルまでは同じで、品種(f.)違いということになります。確かに、両者は香りの強さと花色以外は、よく似ています。花が咲いていなければ区別は難しいように思います。なお、品種違いとして、シロモクセイというのもあるようです。
シロモクセイ
Osmanthus fragrans var. aurantiacus f. leucanthus
もしかしたら、私がギンモクセイ(=モクセイ)としていたものはこの可能性もあります。なお、これらの基本種とされるのがギンモクセイで、学名は下記のようになっています。
ギンモクセイ
Osmanthus fragrans var. fragrans
※1 余談ながら、上記ギンモクセイの学名で、O. fragrans var. fragransと、種小名と変種名とが同じになっています。これは「亜種や変種の無かった種に新たにそれらが作られた場合、元になった種には、種小名の後ろに基本亜種(変種)を示す亜種名(変種名)としてもとの種小名が繰り返される。これは新亜種(変種)の記載によって自動的に生じるものである。(Wikipedia)という規定によるものです。ちなみに、上記キンモクセイの学名でも、変種名と品種名とが aurantiacus f. aurantiacus と繰り返しになっています。これはキンモクセイの命名のあとにウスギモクセイという同位の品種が現われた(作られた)ことを示しています。
※2 ついでながら、当HPでは学名の命名者名は省略しています。

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