住宅展示場の生垣として植栽されていたものです。ツゲと言ってすぐ思い浮かぶのは櫛と印材ですが、写真はツゲはツゲでもセイヨウツゲのようです。ボックスウッド(boxwood)とも言って、気をつけて見ると結構、道路沿いに植栽されています。それにしてもこんなに早い時期に花の咲く木だとは思ってもいませんでした。ちなみに、日本の
ツゲ(別名アサマツゲ or ホンツゲ)は学名が
Buxus microphylla var. japonicaとなっており、変種扱いになっています。
写真の真中あたりに花粉をつけていない大きい葯をもった3本の雄しべが見えますが、この3本の雄しべを携えたのが雌花で、黄緑色の柱頭が覗いています。この雌花を花粉をつけた数個の雄花が取り囲んでいます。