戻る  / ウルシ科
ケムリノキ (煙の木、スモークツリー、ハグマノキ)
ウルシ科 ハグマノキ属 落葉小高木 雌雄異株 花期;4〜6月
雌株(雌木)
smoke_tree1.jpg(449898 byte)
学名:Cotinus coggygria      PHOTO '05.7.18
ヨーロッパから中国にかけて分布している木だそうです。不思議なことに、花後に花柄が伸び、上掲の画像のようになるのです。これが遠くから見ると煙のように見えるということで、"煙の木(smoke tree)" となったようです。ちなみに、このようになるのは雌株だけです。従って、この "煙" が売りの木ですから、たぶん雄株(雄花)を日本で見ることは殆どないかと思います。
"煙" の実態
(オンマウスで花の拡大画像に切り替わります)
smoke_tree2.jpg(347832 byte)
PHOTO '06.7.2
前述のように、"煙" の実態は花後に伸びた花柄の集合体です。花柄には開出毛が生えており、遠くから見ると煙のように見えるという訳です。ちなみに花柄の先端は褐色になっており、果実はできておりません。花粉を持つ雄花の雄株が無いわけですから、当然と言えば当然のことでしょうか。
雌花
(オンマウスで花の拡大画像に切り替わります)
smoke_tree3.jpg(424163 byte)
PHOTO '18.5.5
これがケムリノキの花(雌花)です。かなり地味な花と言わざるを得ません。花の拡大画像を見ると、開出毛をつけた花後の花柄(白矢印)と思われるものも見えています。なお、ケムリノキには数種の園芸品種があるようで、下はその一つです。葉が赤紫色を帯びるものです。ケムリノキの " 野村モミジ " バージョンといったところでしょうか。
園芸品種
品種名は 'Grace' ?
smoke_tree5.jpg(41056 byte)
smoke_tree7.jpg(25667 byte)
PHOTO '20.5.4
smoke_tree6.jpg(65103 byte)
PHOTO '20.5.21  

HOME