アヤメを見ると「何れアヤメかカキツバタ」 というフレーズを思います。両者が素晴らしく、甲乙つけがたいときに使いますが、良く似ていて見分けがつきにくい場合にも使います。そのぐらいアヤメ属の花々は美しく、また良く似ています。ちなみに、生育面での違いでいうと、アヤメは乾いた地面に、カキツバタは池沼や湿地に生育するという違いがあります。
文目模様の入った下向きに垂れているのが外花被、上向きに立っているのが内花被です。横に張り出して外花被片の基部付近を覆っているのは花弁(花被)ではなく、雌しべの柱頭裂片です。ちなみに雄しべは、この裂片の裏に張り付いていて見えません。アヤメ属の花の構造はイチハツの
ここを参考にして下さい。