<ハマボウの花便り 2007>
主に土曜や日曜日に撮ったものでお伝えしています
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ヒヨドリバナ  (鵯花)
(PHOTO '07.9.29)
<'07.9.30>
ミゾソバの群生していた窪地のきわに刈り残されていたものです。山歩きすると八月頃から咲いています。ヒヨドリが渡ってくる頃に咲くということでヒヨドリバナというのだそうですが、今年はまだ声を聞いておりません。

ミゾソバ  (溝蕎麦)
(PHOTO '07.9.29)
<'07.9.29>
今、可憐な薄いピンクの花を咲かせたミゾソバが真っ盛りです。ヘビが居そうな窪地の湿地に大群生しているところがありました。こんなところにはあまり近寄りたくないのですが、崖が草刈されてきれいになっていましたので、下りて行って撮ってきました。

イタドリ  (虎杖)
(PHOTO '07.9.24)
<'07.9.28>
野山だけでなく空き地や金網囲まれた駐車場の脇など、荒れた場所や手入れの悪い場所があるとイタドリがいつの間にか入り込んできています。花は匂ってみると微かにいい香りがします。これは山中で撮ったものですが、外側が赤くなった変り種です。

ミズヒキ  (水引)
(PHOTO '07.9.24)
<'07.9.27>
少し暗い林下に生えていることもあり、なかなかシャープに撮るのがむずかしいミズヒキです。花は小さくてもなかなかきれいな赤です。上側はこのように赤ですが、下側は白くなっています。ミズヒキという名前はこの紅白と細長い様子からきたもののようです。

キツネノマゴ  (狐の孫)
(PHOTO '07.9.22)
<'07.9.26>
今、道端にいっぱい咲いています。花冠が5mmあるかないかですので、あまり目立ちません。よほど野草に興味のある方でないと気にも留めない花だと思いますが、拡大して見るとそれなりにきれいな色やおもしろい形をしています。花穂がキツネの尾っぽに似ているということでこのような名前がついたようですが、キツネが付く名の植物は多いですね。例えばキツネノカミソリとかキツネノボタン、キツネアザミ等々。今は見かけることの少なくなったキツネですが、昔はちょうど今頃よくみたものです。

ツルボ  (蔓穂)
(PHOTO '07.9.22)
<'07.9.25>
"まだ暑いことは暑いけど、やっぱりもう秋かな" と感じるようになる頃、いつの間にかスーと伸びて花を咲かせているツルボです。今年は彼岸も過ぎたというのにまだ夏のような感じですが、植物はしっかり秋を感じているようです。

ヤブマメ  (藪豆)
(PHOTO '07.9.22)
<'07.9.24>
いつかこの辺でヤブマメを見たなと思って探してみると、やっと見つけました。こんなによく探さないと分からないほど地味な花だったのかと、少しびっくりしたのですが、同じマメ科でも厄介者にされるクズなどとは違って、はるかに小柄なヤブマメです。

アキノノゲシ  (秋の野芥子)
(PHOTO '07.9.22)
<'07.9.23>
あちこちの草むらにポツンポツンとひときわ高く咲いておりますが、これは我が家の近くの崖に咲いていたものです。なんでもない野草ですが、こうやってアップで見ると結構きれいですね。

ヒガンバナ  (彼岸花)
(PHOTO '07.9.22)
<'07.9.22>
今年の残暑は異常に暑いように思います。まだ真夏といってもいいくらいです。しかし、不思議なものですね、彼岸花が時期を間違えずに今年もまた咲きました。こんなに正確に咲いてくれると、あの "年々歳々花相似たり" を思い出し、読んでみたくなります。
古人(こじん)()洛城(らくじょう)の東に無く
今人(きんじん)()た対す落花の風
年年歳歳花相似たり
歳歳年年人同じからず
(げん)()す全盛の紅顔の子
(まさ)(あわ)れむべし 半死の白頭翁(はくとうおう)

モミジアオイ  (紅葉葵)
(PHOTO '07.9.16)
<'07.9.21>
車一台がやっと通れるような道の脇に盆栽が並べられていて、またそのすぐ裏は線路です。そんな場所に真っ赤なモミジアオイが一本咲いていました。風があったので揺れに揺れ、十数枚撮った中、まともなものは二、三枚ほどしかありませんでした。

シマサルスベリ  (島百日紅)
(PHOTO '07.9.16)
<'07.9.20>
通常よく見かけるサルスベリと違って、徒長枝のような枝にならない一般的な樹形の花木です。その性質やあまり大木にならない手ごろな大きさのためだと思うのですが、公園に続くアプローチに街路樹として植えられています。
あのフサフサした赤や白のサルスベリよりも花弁が小さいので、花は少し寂しく感じます。もう、とっくに盛りは過ぎているのですが、このようにまだ頑張って咲いているのもあります。

アレチマツヨイグサ  (荒地待宵草)
(PHOTO '07.9.16)
<'07.9.19>
メマツヨイグサともいうようですが、夕方から咲き、昼にはしぼむという荒地待宵草です。でも、よく観察したことはありませんが、午前中は咲いているような気がします。これは十時ごろ撮ったものですが、まだぎりぎり、咲いているといってもいいのではないでしょうか。

オオケタデ  (大毛蓼)
(PHOTO '07.9.16)
<'07.9.18>
公園の球技場の周りの花園で、お年寄り達が花づくりを楽しんでいます。育てやすいのでしょうか、毎年このオオケタデが見られます。お年寄り達のゲートボールでも覗いているかのように、長い顔を金網に寄せたり差し込んだりしているように見えます。

トウゴマ  (唐胡麻、別名:蓖麻)
(PHOTO '07.9.15)
<'07.9.17>
初めて見るトウゴマです。電車待ちをしていたときに、ホームの裏側に見知らぬ植物が実や花を付けているのが見えました。葉っぱは大型の分裂葉で、カミヤツデに少し似たところがありますが、カミヤツデほど大きくはありません。全体をよくみると、アカメガシワの雰囲気がみられ、実もよく似ています。帰宅して、トウダイグサ科で調べてみると、なんとあのヒマシ油を絞る唐胡麻(蓖麻)であることが分かりました。
ヒマシ油は強力な下剤です。もうずいぶん昔のことになりますが、十二指腸潰瘍で手術をするとき、これを飲まされました。油ですから飲みにくいのは勿論ですが、その効き方は強力で、便器の中には便と一緒に飲んだヒマシ油が玉になって浮いていたのを今でも思い出します。

クワクサ  (桑草)
(PHOTO '07.9.9)
<'07.9.15>
"またこの草が生えている" と、さっさと引き抜かれる雑草ではありますが、花でも咲いていると、少し覗いてみたくなる私ハマボウです。
花糸がやけにピーンと背筋を伸ばしているように見えるので、調べてみたらその理由が分かりました。このクワクサは風媒花なのです。花弁のように見えるのは萼で、萼が開くとき、中に押し込まれていた雄しべがピーンと伸び、そのとき花粉がばらまかれるようです。風がなくても花粉をばらまける巧妙な機構をもっているということでしょうか。
夕方になると花はぴったりと閉じてしまいます。翌日開いてまた花粉を飛ばすとき、夜露に濡れて飛散性が悪くならないようにとのことでしょう。

ベゴニア
(PHOTO '07.9.9)
<'07.9.14>
妻が大事にしているベゴニアです。大方の花は枯らすのに、なぜかこのベゴニアだけは枯れません。枯れそうだなと思ってもいつの間にか元気になっております。ときどき差し芽して増やしてるようですが、マァ、九割方は枯れてますな。

ランタナ  (別名;七変化)
(PHOTO '07.9.9)
<'07.9.13>
なんだか一年中咲いているような気がするランタナです。別名七変化ともいうのだそうですが、そんなに変化しているようには思えません。でも、花にはピンクのものなど、色々なものがあるように思います。

ツユクサ  (露草)
(PHOTO '07.9.9)
<'07.9.12>
露草もアップでみればこの青色が大変きれいです。話によればこの露草も都市化であまり見かけなくなったということです。でも、我家の周辺ではいくらでも見られます。自然が豊かといえば聞こえはいいですが、マァ早い話が、都市最周辺部の田舎ということです。

ハナカタバミ  (花酢漿草)
(PHOTO '07.9.9)
<'07.9.11>
色味も良く、花期も春から秋までと長く、なかなかきれいな花です。特にまとまって咲いているとたいへんきれいです。そして、カタバミの仲間ですから、きわめて丈夫ときています。どんなところでも育ち、なんでもないところにポツンと咲いていると、周りに彩りを添えます。

タマスダレ  (玉簾)
(PHOTO '07.9.9)
<'07.9.10>
どうも誰かが投げ捨てたのが根付いたような、そんな感じの生え方です。このタマスダレ、昔からある花で、花園の縁取り用などに使われていることが多いと思います。なかなか丈夫で繁殖力も強そうです。でも、増えすぎると処分に困ります。以前、ダリヤを植えていたことがあって、増えすぎてあちこちに植えて回った経験があります。

ナツズイセン  (夏水仙)
(PHOTO '07.9.8)
<'07.9.9>
きのうサナネカズラを撮りに行った帰りに見たナツズイセンです。花弁の先が少し青みがかっているので、花の盛りはもう過ぎているようでした。
右は斜陽に透かし気味に狙ったものですが、ナツズイセンのきれいなピンクがよくでていると思います。

サネカヅラ  (実葛、別名;美男葛)
(PHOTO '07.9.8)
<'07.9.8>
真下から撮ったサネカヅラです。アングルとしては斜め下からの方が良いのですが、上の方にしか咲いていなかったので仕方ありません。
ご存知のようにこの葛は百人一首の 
"名にし負はば  逢坂山(あふさかやま)のさねかづら
人に知られで  くるよしもがな"
で有名です。学名もKadsura  japonica となっており、カヅラありジャパンありと日本の葛を代表するような名前で、至れり尽くせりといった感じです。

ハイビスカス  (別名; 仏桑華)
(PHOTO '07.9.2)
<'07.9.5>
我家のハイビスカスです。冬も外に置いているため(一応、囲いのある小屋ですが)、葉っぱが完全に落ちてしまい、春もかなり暖かくなってからでないと芽を出しません。そんなわけで、夏も後半になってやっと花がつけられるようになります。
本来、ハイビスカス(hibiscus)とはフヨウ属のことです。でも、なぜかこの花だけがハイビスカスと呼ばれています。南国の楽園をイメージするのに十分な真っ赤な花と緑の葉っぱには、フヨウ属を代表する花として人々を圧倒する何かがあるのでしょう。

センニチコウ  (千日紅)
ニチニチソウ  (日々草)
(PHOTO '07.9.1)
<'07.9.4>
両の河岸に沿ってお年寄りが管理している花園があります。春はチューリップ、秋はコスモスと、我々の目を楽しませてくれます。が、それ以外にも季節の花々が植えられ、今はセンネンコウセンニチコウやニチニチソウなどが咲いています。ふたつとも似たような名前ですので、どっちがどっちだったか迷うこともあるのですが、センネンコウセンニチコウはあまりアップには向かない花ですね。撮ってみて初めて気づきました。

ア〜、 しっかり間違えてしまいました。センネンコウなんて花はありません。

シュクシャ  (縮砂)
ニクイロシュクシャ  (肉色縮砂)
(PHOTO '07.9.1)
<'07.9.2>
いずれもショウガ科の花ですが、白花のものは花縮砂ともいうようです。そして、この白花のものをベースにして色々なものが作り出されたようです。肉色縮砂もその一例でしょうが、これにも色々なものがあるようです。それにしてもこの肉色とはとんでもない名前をつけられたものです。もう少し、ましな名前が考えられなかったものかと思います。しかしまあ、白花縮砂のすばらしい香りを受け継いでいないようですから、仕方ないかもしれませんが。

パープルハート
パープルハート
(PHOTO '07.9.1)
<'07.9.1>
流通名ではパープルハートとか紫御殿とかの名前がつけられているようですが、トラデスカンティア・パリダとか旧属名でのセトクレアセア・パリダとか、今のところ学名がそのまま和名のようです。花はまばらにしか咲きませんので、売りはこのよく目立つ濃い紫の葉っぱのようです。どちらかというと観葉植物的なのかもしれません。耐寒性があって丈夫で、また、簡単に殖やせるようです。

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