<ハマボウの花便り 2007>
主に土曜や日曜日に撮ったものでお伝えしています
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シロバナサクラタデ  (白花桜蓼)
(PHOTO '07.10.28)
<'07.10.31>
イヌタデの"あかまんま"に対して"しろまんま"と言ってもいいようなシロバナサクラタデです。葉っぱを見ると少しハナタデの血が混ざっているような気もしました。

ツワブキ  (石蕗)
(PHOTO '07.10.28)
<'07.10.30>
花とは関係ありませんが、ツワブキは丸く長い葉柄をもつています。春、新葉の葉柄は毛で覆われており、この葉柄は煮物にして食べるとたいへん美味しいです。ただし、皮をむき、茹でてアク出しする必要があります。私の好みで言えば、山菜の煮物で一番美味しいのはタケノコ、次がこのツワブキです。

タイワンホトトギス  (台湾杜鵑)
(PHOTO '07.10.28)
<'07.10.29>
もうそろそろ咲く頃だと思い、見に行ったら案の定、咲いていました。我家の下の小さな竹林の横です。昨年までホトトギスとばかり思っていたのですが、タイワンホトトギスというのが野生化していることを知り、特徴をつき合わせてみたら本種だということが分かりました。

キンモクセイ  (金木犀)
(PHOTO '07.10.28)
<'07.10.28>
今年はキンモクセイの咲くのが本当に遅かったですね。山間部では普段より少し遅い程度でしたが、街中ではこのところやっと満開になりました。また、今年はやたらサクラの狂い咲きが目につきます。地球気候は大丈夫でしょうか。もう、手遅れってことはないですよね。

コシロノセンダングサ  (小白の栴檀草)
(PHOTO '07.10.21)
<'07.10.26>
枯れ木も山の賑わいといいますが、さしずめこのセンダングサ属の野草花も無いよりはましといったところでしょうか。不見識な言い方だとは思いますが、でもまぁ、こうやってアップで見ると、磨けば光りそうな野草のような気もします。

チャ  (茶)
(PHOTO '07.10.21)
<'07.10.25>
花冠の大きさに比較して蕊(しべ)のデカイお茶の花です。
ところで、毎日お世話になっているお茶ですが、今では自動販売機やコンビニ、スーパーなどで売っているのが当たり前となりました。最初売り出されたときは、お茶などというものは"ただ"という認識でしたから、買う人がいるのかなと思っていました。でも、ペットボトル入りのお茶、たいへん便利です。売れるはずだと思います。

ツルリンドウ  
(PHOTO '07.10.21)
<'07.10.24>
"なにか咲いていないかなぁ" と目を凝らしながら歩いているからこそ見つかる、そんな感じのする地味なツルリンドウです。草に紛れてひっそりと咲いていました。

ローズマリー  
(PHOTO '07.10.21)
<'07.10.23>
よく散策にいく棚田の何枚かが畑になっていて、その一つの脇にこのローズマリーが一株植えられています。植えっ放しで雑草の中に生えているといったところですが、細ったり枯れそうになったところをみたことがありませんので、たいへん丈夫な植物のようです。細い葉っぱも印象的です。

シュウメイギク  (秋明菊)
(PHOTO '07.10.21)
<'07.10.22>
貴船菊ともいいますが、今年は咲き方が遅いですね。九月が異常に暑かったせいだと思います。まだ二輪しか咲いていませんでした。それにしても、この花は強いですね。つる草で覆われた石垣に生えているのですが、毎年立派に咲いています。

ツクシハギ  (筑紫萩)
(PHOTO '07.10.14)
<'07.10.19>
今年は九月まで真夏のような暑さだったせいか、萩の咲き方がいまいちのような気がします。
萩にも色々な種類があるのですが、私が見分けられるのはこのツクシハギとマルバハギだけです。ツクシハギの特徴は竜骨弁が白で翼弁がピンクとコントラストがはっきりしているところです。マルバハギ(ミヤマハギ)は葉腋から出ている花序が短く、葉よりも先にほとんど出ていないことです。

コマツヨイグサ  (小待宵草)
(PHOTO '07.10.13)
<'07.10.18>
まだこのコマツヨイグサが咲いています。五月ごろから咲いていると思いますが、まだこんなにもしっかり咲いてるのを見ると、これからは一年中見られそうな気がしてきました。しかし、はっきりした四季があってこその日本ですから、そんなことがあってはいけません。

シロヨメナ  (白嫁菜)
(PHOTO '07.10.13)
<'07.10.17>
文字通り白いヨメナという意味でしょう、白く輝くように咲いていました。確かにヨメナによく似ていますが、分類はヨメナ属ではなくシオン属となっています。ヨメナやノコンギクと違ってやや薄暗い林下でも生育しています。

ヤクシソウ  (薬師草)
(PHOTO '07.10.13)
<'07.10.16>
蕾の下に、これを受けるようにして薄っすらと葉っぱが見えるかと思います。これが薬師如来の"光背"を思わせるということで、薬師草という名前がつけられたようです。日当たりのよい崖などによくみられ、晩秋までみられます。

アキノキリンソウ  (秋の麒麟草)
(PHOTO '07.10.13)
<'07.10.15>
日当たりの良い場所を好むことから、山道脇にによくみられます。アワダチソウの別名をもち、この仲間には花粉症の原因として濡れ衣を着せられたあのセイタカアワダチソウがあります。
同じアワダチソウでもキリンの方は背丈もほどよく、また、"泡立つ"と形容されるほど花つきがよいので、秋の代表的な野草として可愛がられています。一方、セイタカの方は大柄な上にはびこり過ぎるので、じゃま者扱いにされているのはご存知の通りです。

イヌコウジュ  (犬香需)
(PHOTO '07.10.13)
<'07.10.14>
まぁ、とりたてて言うほどの花ではないと思ってはいるのですが、イヌコウジュとヒメジソとの見分け方は、葉っぱの鋸歯のほかにも萼の尖り具合がポイントとなります。ぱっと見て一番分かりやすいのはやはり葉っぱの鋸歯の数だと思います。ヒメジソは4個程度(片側)、多くても6個と言われています。これに対し、イヌコウジュは平均して7個程度と思っています。鋸歯で分かりにくい場合は、更に萼の形とあわせて判断しています。イヌコウジュの萼はすべてしっかり尖っています。花はいずれの花も3mm前後と小さく、見るのはいつもポツンポツンと咲いている状態のものばかりです。

ヒメジソ  (姫紫蘇)
(PHOTO '07.10.6)
<'07.10.12>
イヌコウジュと大変よく似たヒメジソです。いずれもシソ科の野草ですが、ヒメジソの葉っぱは鋸歯の数が少ないのが特徴です。

ヤマハッカ  (山薄荷)
(PHOTO '07.10.6)
<'07.10.11>
水はけがよく、日当たりのよい山道の脇などに普通に見られる野草です。シソ科によく見られる唇形花ですが、下唇は雄しべや雌しべを包むようにして丸まっています。上唇の青紫色の斑紋がこの花にアクセントをつけています。

イヌタデ  (犬蓼)
(PHOTO '07.10.6)
<'07.10.10>
昔、女の子がこの花蕾をしごいて器に入れ、"あかまんま" としてままごと遊びに使っていたものです。どこにでも生えている雑草の典型的なもので、まぁ、お世辞にもきれいとはいえませんが、秋には欠かせない花のような気がします。

ヒメアザミ  (姫薊)
(PHOTO '07.10.6)
<'07.10.9>
一口にアザミといっても色々なアザミがあるようです。一番ポプュラーなものは何といっても春から初夏にかけて咲くノアザミでしょうが、今咲いているこのアザミは、多分、ヒメアザミだと思います。このほか、秋に咲くアザミとしてはモリアザミとか、ツクシアザミなどがあるようですが、いずれにしてもアザミは変種が多く、同定の困難な野草のようです。

マルバルコウソウ  (丸葉縷紅草)
(PHOTO '07.10.6)
<'07.10.8>
無謀、というよりも運が悪すぎたというべきでしょうか、あの強靭なカナムグラに絡んでおりました。そのために生育不十分といった状態で咲いておりましたが、この朱色は目立ちました。

ミゾカクシ  (溝隠)
(PHOTO '07.10.6)
<'07.10.7>
田んぼの畦で見つけた初めてみるミゾカクシです。アゼムシロ(畦筵)とも言うようですね、イボクサと一緒に咲いていました。まさかこれがキキョウ科とは思いもよりませんでした。おもしろい形をしています。花冠は唇形で上唇二裂、下唇三裂になっているのだそうです。実は、撮るときにどの方向で撮ったらいいのか迷ったのです。結局、両方向から撮っておきましたので助かりましたが、参考までに、逆?方向から撮ったものを右に揚げておきます。

キクイモ  (菊芋)
(PHOTO '07.9.29)
<'07.10.5>
結構、繁殖力が強そうです。昨年までは余り目立たなかったのですが、今年はなんだか崖いっぱいに広がっているような気がします。

ヨメナ  (嫁菜)
(PHOTO '07.9.29)
<'07.10.4>
ノコンギクとともに秋の代表的な野草、ヨメナです。今、道端の草むらなどによく見られます。両者はよく似ていて区別が難しいですが、筒状花の部分をよーく見て冠毛が覗いているのがノコンギク、見えないのがヨメナです。これは見えないですからヨメナですね。
ノコンギク (野紺菊)

横からみて、筒状花の間を埋めている少し茶色っぽく見えるのが冠毛です(昨年撮影)。

マメアサガオ  (豆朝顔)
(PHOTO '07.9.29)
(PHOTO '07.10.2)
<'07.10.3>
上は溜め池の草むらで見つけた白色のもの、下はJRの線路横で見つけた赤紫がかったのもです。葉っぱの形も違っていますが、いずれも花冠が2cmほどのマメアサガオです。薄い赤紫色の葯がチャームポイントですね。

コナギ  (小菜葱)

イボクサ (疣草)
(PHOTO '07.9.29)
<'07.10.2>
棚田の休耕田に咲いていたコナギとイボクサです。実は、これらの野草は初見でした。初見のものは名前が分かりにくいものですが、今回のふたつは簡単でした。何故かというと、コナギの方はどうみてもホテイアオイの仲間だし、イボクサの方は三弁花でツユクサの仲間だとすぐ分かるように、特徴がはっきりしていたからです。
コナギのこの青色、本当にきれいな青色でした。イボクサは名前がすごいですね。

コバノセンナ  (小葉のセンナ)
(PHOTO '07.9.29)
<'07.10.1>
我が家から少し離れた公園にチャリで向かう途中、人家の庭先に黄色い花を見かけました。今頃花の咲く木は珍しいので、なんだろうと思って近寄ってみたらこの花でした。最初、花の形からノボタンの仲間かなと思っていたのですが、調べてみると意外にもマメ科の花でした。確かにマメ科の花は蝶形花だけとはかぎりませんが、それにしてもこの今にも襲いかかって来そうな雄しべの形は、私のマメ科のイメージを変えさせそうです。なお、モクセンナという種類もあるそうですが、本種との違いはよく分かりません。

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