ヤグルマギク
(矢車菊)
(PHOTO '08.1.27)
<'08.1.31>
冬の花園に残ったヤグルマギクです。昔はヤグルマソウと呼ばれていたのですが、別種に同名のものがあるので本種はヤグルマギクの方が推奨されています。花期は春〜初夏と思うのですが、今咲いているのは早咲き?、遅咲き?、何咲きというのでしょうか。いずれにしても、生まれたからには咲かねばということでしょうが、どこかしら寂しい気がします。でも、この青色はきれいですね。
ハマヒサカキ
(浜姫榊)
(PHOTO '08.1.27)
<'08.1.30>
小さな黒紫色の液果です。潰すと青インクのような液が出てきます。小さい頃、これで字が書けないかと試し、意外と薄すくてだめだったような記憶があります。
シャリンバイ
(車輪梅)
(PHOTO '08.1.27)
<'08.1.29>
きれいな黒紫色の果実です。中には大きな種子が一個入っています。果肉は薄く、ほとんどが皮ですが少し甘みがあり、手で潰すと糖分でベタベタします。近づくと中から小鳥が飛び立ちました。小鳥のえさになっているのでしょうが、毎年食べきれないほど沢山実のります。
菜の花
(PHOTO '08.1.27)
<'08.1.28>
冬が厳しければ厳しいほど春を待ちわびる気持ちは強くなりますが、そんな心情のところにこの黄色い菜の花が咲くと、春が来たようでうれしくなります。でもこれは切り花用、チリメンハクサイを改良したものだそうです。いくら花用とはいえ、、春でもないのに菜の花を咲かせるのは少し罪なような気もします。
クチナシ
(梔子)
(PHOTO '08.1.19)
<'08.1.23>
クチナシは私の好きな花のひとつで、色々な思い出があります。果実についた角は萼片の名残だそうですが、果実をつぶすと黄色くなります。つぶした指が黄色く染まるのがおもしろくて(たぶん)、よくつぶして(分解して)遊んだものです。
オウバイ
(黄梅)
(PHOTO '08.1.19)
<'08.1.21>
中国原産で、中国では旧正月ごろに咲き出すというので迎春花と呼ばれているのだそうです。日本では梅の咲く頃に咲くので黄梅となったようですがロウバイ(蝋梅)というのもあるので、まぎらわしいような気もします。ジャスミン(ソケイ)の仲間ですが、香りはありません。冬の貴重な一花です。
サルトリイバラ
(猿捕茨)
(PHOTO '08.1.13)
<'08.1.18>
真っ赤なサルトリイバラの果実がきれいでした。この蔓の葉っぱは柏餅の柏の代用として使われます。ユリ科だそうですが、ユリに似たところは殆どありません。
ハクバイ
(白梅)
(PHOTO '08.1.14)
<'08.1.17>
本格的な梅の時期はまだ先でしょうが、早咲きのものはもう咲いております。しかし、見て楽しめるのはやはり紅梅です。大体、紅梅の方が早く咲くと思っていたのですが、この白梅は真っ先に咲きます。大宰府天満宮の"飛梅"も早咲きですが、これらは何という品種なのでしょうか。
ニホンズイセン
(日本水仙)
(PHOTO '08.1.13)
<'08.1.16>
あちらこちらの土手や庭先で目にするようになった今が盛りのニホンズイセンです。この水仙が一番の早咲きです。"日本"とついていますが原産地は遠く離れた地中海とか、はるばるやって来たのですね。玄関に一輪生けておくと、入ってきたときに何とも言えない良い香りに包まれます。
ジュウガツザクラ 又はコブクザクラ
(十月桜、又は子福桜)
(PHOTO '08.1.13)
<'08.1.15>
冬を挟んで秋〜春にかけて咲く桜には冬桜と十月桜があり、冬桜は一重、十月桜は八重と思っていました。ところがもう一つ、子福桜というのがあることを知りました。花は八重で1花に1〜3個着果するのが特徴だそうです。そいうわけで、今まで十月桜と思っていたこれが、もしかしたら子福桜かもしれないというわけです。ま、冬咲くわけですからみんな冬桜でもいいのでしょうがね。
シロミノマンリョウ
(白実の万両)
(PHOTO '08.1.14)
<'08.1.14>
我が家の横の林にあった白実の万両です。今まで白実だとは全く気が付きませんでした。
マンリョウ
(万両)
(PHOTO '08.1.6)
<'08.1.11>
花よりも果実の方が圧倒的にきれいなヤブコウジ科の小低木です。ま、花が地味過ぎるということですが、このような鉢植えのマンリョウではなくて、森や林で見るマンリョウはファンタジー的な雰囲気を醸し出しています。早い話が、おとぎ話的でたいへん可愛いということです。
ガザニア
(Gazania)
(PHOTO '08.1.6)
<'08.1.10>
日本で普及しているガザニアは殆どが四季咲きということですので、一年中見られます。色々な品種があり、別名を勲章菊ともいうようにシャープで整った花冠が特徴です。太陽が大好きな花で、曇り日には半開、真冬は晴れたり曇ったりの日が多いので、開き具合も今一です。
カンツバキ
(寒椿)
(PHOTO '08.1.4)
<'08.1.9>
サザンカ(山茶花)としてもいいのですが寒椿にしています。本来(野生種)の山茶花は一重で白色なのですが、よく目にする赤い山茶花は藪椿の変種である雪椿とかけあわせて作りだされた園芸品種なのです。背が低くて横に広がる傾向のある品種を見ることがあるかと思いますがこれが寒椿で、色々な品種があるようです。
オオイヌノフグリ
(大犬のふぐり)
(PHOTO '08.1.4)
<'08.1.8>
花冠を全開にして陽光を一身に受けとめているかのような格好のオオイヌノフグリです。この野草も春を代表する花ですが、間違いなく今は冬ど真ん中、しかし、もう咲いているのです。
ホトケノザ
(仏の座)
(PHOTO '08.1.4)
<'08.1.7>
この野草も春を代表する花ですが、暮れにはもうかなり咲いていました。以前にも秋にはもう咲いているのを見ることはありましたが、わずかでした。しかし、今は春にも劣らないほど沢山咲いている場所すらあります。
ナズナ
(別名ペンペングサ)
(PHOTO '08.1.4)
<'08.1.6>
田んぼなどで普通に見られるアブラナ科の雑草、いわゆるペンペン草です。果実が三味線のバチに似ているからですが、春の七草の一つです。しかし、もう昨年の暮れには咲いていました。今では冬から咲く野草になっています。
タネツケバナ
(種漬花)
(PHOTO '08.1.4)
<'08.1.5>
田んぼで最も普通に見られるアブラナ科の雑草です。種籾を漬ける頃に咲くことからタネツケバナと名づけられたと言われています。名前からも分かるように花期は春です。しかし、最近は春に咲くはずの野草でも冬にもう早々と咲いています。図鑑に示されている花期はまったく当てにできなくなっているのです。ですからもう花期は気にしないことにしました。今年は見たものを片っ端からどんどんアップしていきたいと思っています。
ヒメツルソバ
(姫蔓蕎麦)
(PHOTO '08.1.2)
<'08.1.4>
このヒメツルソバ、ヒマラヤ地方が原産のようですが、ほぼ一年中咲いているような気がします。ハイビスカスやブーゲンビリアなどのような熱帯性の花であれば、季節に関係なく気温さえ十分あれば一年中花をつけています。これは理解できるのですが、この花の場合はどうなのでしょうか。短日植物とか長日植物とかの範疇を越えているように思います。
センリョウ
(千両)
(PHOTO '08.1.2)
<'08.1.2>
生垣の下からセンリョウの赤い実が覗いていました。縁起のいい名前をもつことから正月の花材としては定番となっていますが、名前からいえばマンリョウ(万両)の方が格上ですね。でも、千両の方が好んで使われるのは、万両と違って実が葉っぱの上側につくので花と同じ感覚で活けられ、使いやすいのだと思います。
ヒマラヤユキノシタ
(ヒマラヤ雪ノ下)
(PHOTO '08.1.1)
<'08.1.1>
明けましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い致します。
さて、今年最初の花便りは本日撮り立てのヒマラヤユキノシタです。"ヒマラヤ"がついただけなのですが、普通よく目にするユキノシタとは殆ど似ていません。でも、同じユキノシタ科なのです。耐寒性があり乾燥にも強いようですから、石垣の上などに植えているのをよく見かけます。